2013年12月28日土曜日

Open gardenに向けて

 
「1/fの揺らぎ」
ピンクノイズ・・とも呼ばれ自然界に存在する
波の音 星の輝き
風の吹く音小川のせせらぎろうそくの炎などその波長は
 
「1/fの揺らぎ」を持っていて、規則的でもなく不規則でもないその揺らぎが
人の心をいやす効果があると言います
 
疲れ切ってしまったとき何もしないで
ボ~~ット炎を見つめている時間が私にとって心地良いのです
 
 
 
ガーデン一番の古株
シュネー・ビッツェン(白雪姫)アイス・バーグ(氷山)
二つの名前を持つこのバラはたくさんの幸せをも運んでくれます
 
途方にくれるほどのシュートの数にしばし呆然
半日かけてやっと壁一面の誘引が終わりました
 
 
どうにか納得のいく出来上がり満足
誘引は芸術です
この誘引が春のバラの花付を左右します
 
 
 
お知らせ
しばらくの間お休みさせて頂きます
今誘引の作業に追われていてブログの投稿にまで余裕がありません
申し訳ありませんが1月の10日過ぎ辺りからの投稿出来ると思います
宜しくお願い致します


2013年12月26日木曜日

Open gardenに向けて

 第2弾の苗入荷
 
デルバールとギヨー他
 
とってもいい苗です
今回は今巷で人気のバラを中心にしてみました
 
 
今年の苗の入荷はこれで一応終わり
 
ナーセリーの大掃除と苗の整理・鉢ましなど・・・
草花の生育状況も良くあとは販売用の長尺苗の誘引
 
パーゴラの誘引も終わり
8mのパーゴラはフランソア・ジュランビルとヒマラヤンムスク
でほぼ覆いました
来年のナーセリーはとても楽しみです
 
 
★ラデュレ★クールドナクレ★ヴァンデ・グローブ★ コーラユ・ジュレ
 
★ローブ・ア・ラ・フランセーズ★ウリエル★クロードモネ★ラ・マリエ★シェエラザード
★シトロン・フレーズ★ジュリエット・グレコ★イル・ルージュ
 
その他…いろいろ入荷しましたよ…お楽しみに
 
 
 
立派な苗が届きました
来年の春・・・皆様のおいでを心よりお待ちしております
 

2013年12月24日火曜日

Open gardenに向けて

メインガゼボの誘引が終了し
ツルバラが周りを覆い来年の春が楽しみになりました
 
ポール・トランソンはガゼボを一周しウエイトハウスの屋根
まで覆い尽くしました
 
このコーナーは
ポール・トランソンジェーン・オースチンクレア・オースチン
マダム・ホレマダム・ハーディーアリスター・ステラグレイ
スミレの丘ブルーランブラー
 
 
来年の春はもっとたくさんの花で埋め尽くされるでしょう
 
ガゼボに植え込んで3年目のバラも大きく育ち
 
コラムにも誘引したので全体が花で覆われると思います
 
 
来年の春の販売用の大苗のポット上げ
小雨の降る中での作業になりました
 
毎年この作業は過酷で寒い…冷たい・・足が痛い・・・
なかでも一番大変なのが接続テープを外す事
 
大体の販売店ではこれはやっていません
私も苗を他で買う時いつも思います…なぜ外さないのだろう
問題が無いとは思わないのですが・・・
 
テープを付けておくと中には接続部分が締め付けられ
食い込んでいることがあります
 
支障がない?という方も…でも私は自分が付いているのが
嫌なので一本一本丁寧に外します
この作業が時間がかかり大変です
 
 
 
今年もとってもいい苗です
春まで大切に管理していきます
 
 
ナーセリーはガーデンで採取した種が発芽し
沢山の草花がグングン大きくなっています
 
ここは寒いので寒冷紗をかけて春まで管理
販売用の苗も徐々に増えていき最終的には
400本以上の苗が揃います
今年もいろいろ取り混ぜて素敵な苗をご用意しましたのでお楽しみに
 

2013年12月22日日曜日

Open gardenに向けて

今年最初のバラ苗搬入
 
またこの季節が来ました
来春まで寒さと霜と氷…いくら休眠期と言っても散水は欠かせません
 
状況を見ながらの管理・・冬は枯れてしまう危険性があるのです
 
最初の内は結構ダメにしました
今回は一部・・・70本程です
一晩水に浸してからのポット上げになりますが
 
一人での作業は150本までが限界です
 
 
販売用の苗タグ
 
こんなん入りました
 
 
 
白いブランコの誘引が終了しました
 
春はみんなここに座って撮影会
 
 
 
2基のアーチの誘引も終了し少しずつ前に進んでいるようで
気の焦りがなくなってきました
 
予定では12月中にあと10か所の誘引は済ませたいと
 
思います。なるべく寒くならないうちに・・・
 
 
 モネの愛したと言うバラギスレーヌド・フェリゴンド
アプリコットから薄い卵色に変わるグラデーションはそれは美しいです
刺もほとんどなく枝も柔らかで誘引しやすくどんな場所にも適応します
 
開花は少し遅く春一季咲きです

2013年12月20日金曜日

Open gardenに向けて

一年が過ぎまた過酷な作業が・・・
誘引が始まりました
今年はメインのゲートからの作業開始です
このコーナーは10本のつるばらで構成
なかでもランブラーのブラッシュ・ランブラーはシュートが多く
刺も凄くとても扱いにくいバラですが開花時は素晴らしい
 
 
 
下の映像はブラッシュ・ランブラーとクレマチス
 
ブラッシュランブラーの差し色にブルー・マジェンダを・・・
 
春だというのに早くも沢山のシュートが…強健です
 
 
 
コラムのサイドのツルバラの剪定前
ツルバラの誘引で大事なことはどこに枝を持ってくるか
どこで咲かせるかです
 
ツルバラは枝元に花が付きにくく枝先に花を咲かせる習性が多い
誘引をする時に枝先をいかにうまく枝元に誘引するか・・・
 
これが春の開花を決めます
そして出来れば早咲き・中間・遅咲き…とツルバラを植え付け
開花時期をずらす・・・
そうすることで早春から初夏まで絶え間なく咲き続けます
 
 
綺麗に誘引が済みました
 
私は誘引は芸術だと思っています
 
花も葉もないがきちんと誘引した様子はとても整然としていて美しい
 
 
誘引の仕方で春開花した時隙間なく咲きます




2013年12月18日水曜日

Open garden に向けて

 
 
 芝生のセンターに白樺を植え奥行を演出
 
白樺とガゼボにワイヤーを渡し花綱を・・・
ゴールド・フィンチポールトランソンシティー・オブ・ヨーク
 
マイヤーオブ・キャスター・ブリッジを誘引
 
春・・・オープンガーデンの様子
 
 
 メインハウスの壁は5種類のツルバラで構成
 
フランソア・ジュランビルアルテシモグンセイコンスタン・スプライ
 
サマーソング そして クレマチスなどを
 
 
春満開のガーデン

2013年12月16日月曜日

Open garden に向けて

今年最後のホントに最後のバラでリースを・・・
 
寒波の中のバラを救出・・蕾ばっかりだけどとても素敵なリースが出来ました
フューケラやラベンダーの葉をアクセントに
 
メインゲートのフェンスの剪定も終了しこれで全ての剪定が終わり
いよいよ本番・・・誘引の作業に入ります
 
 
このコーナーはティージング・ジョージアスノー・グース
 
キャスリン・モーリーメグツルジュリアヴァイオレット 
 
 
 今年も懲りずにブルーポピーの種を蒔きました
 
管理が難しく発芽しても温度によって開花しない程気難しい草花です
 
咲いた時の感激とその青の美しさは何とも言いようがありません

2013年12月14日土曜日

Open garden に向けて

ツル・ジュリア
 
私はH・Tはあまり好きではありません
 
なぜならこの種のバラは開花時は花びらが巻いていて美しいが開ききると
 
どうしてもルーズになってその姿はあまり美しいとは・・・
ただジュリアバタースコッチジャストジョイ
などは色・形・・まずまずですね
 
ジュリアなどは他のバラに添える意味で花色を十分発揮するような
コラボが大事になってきます
 
 
ルジャルダンサクレの道路に面したツルバラのフェンス
 
ここは10本のばらっで構成
 
剪定が終わったツルバラのフェンス
 
 

ウェルカムゲートのツルバラ

ピンクのこのバラは
     ブラシュ・ランブラー
遅咲きのバラ
    5月の下旬ごろから開花

花は大きな塊となり沢山咲く

強健のランブラー
このピンクのバラはドロシー・パーキンス
 
遅咲きのこのバラはオープンガーデンが終わる頃に咲き始めます
いつもの年はこのバラを見ることが出来ずに終わってしまいましたが
 
今年の春は気温が高く早めに咲き始めたので
こんなたわわに咲いたドロシーを楽しむことが出来ました
 
開花時のこのバラは目を見張るほど沢山の花を付け美しい


2013年12月12日木曜日

Open garden に向けて

少し残ったガーデンのバラを摘んで切子のカップに挿しました
 
季節の変わり目とたいへんな作業の 連続で
少し体調を崩し(鬼の霍乱とでも申しましょうか)一日臥せって
しまいました。普段から丈夫で風邪も引いたことのない私が・・・
もう若くはない・・・と思っていても今までの様にやらなくては
気ばかりが焦り空回りの連続です
 
 
シュウケイバラウーメロ
 
四季咲きで直立タイプのとっても香りのいいバラです
 
繰り返し咲き花付も良く強健
 
 
 一番南に面したフェンスは暴れん坊のヒマラヤンムスクを
 
毎年切っても切っても出てくるシュートに格闘しています
 



ヒマラヤンムスクは誘引は不要です

垂れ下がっても咲くのでツルは咲かせたい所に枝が固いので出来ればワイヤー(盆栽などで使われる柔らかいもの)で引っ張って誘引するといいと思います
 
下に見えるのはトキンバラで地下茎で増える珍しいバラです
 
春早くに咲くこのバラはとても可愛いのですが一度植えると
どんどん蔓延ってどうにもならなくなるほど強健で
成長も早くちょっと厄介なバラです
ただグランドカバーや修景に使うととても素晴らしい効果が出ます

2013年12月10日火曜日

Open gardenに向けて

 
今日は自分の傲慢さと愚かさに打ちのめされました
 
作業をしていてどこからか懐かしい匂いが漂ってきて
キョロキョロと見廻しても何もありません。何の匂いだろう・・・と
ふと見上げると一輪の小さなバラと目があいました
ラベンダー・ドリームです
 
今まで何の興味もなくただ脇を飾るバラ…としか思っていなかった
呆然としました
 
小さい頃レンゲ畑で良く遊んだ記憶が蘇ってきました
なんて優しい良い香りなんだろう!!
 
ミルラやフルーツ香・・素晴らしい一番いい香りです・・・っと
言っていた自分が恥ずかしくなりました
 
こんな素敵な香りを見過ごしていたなんて
 
 
 
 
私が伝えたい事
ミルラやフルーツ・オールドローズ香といった香りは確かに素晴らしくみんなうっとり
癒されます。でもその後に何が残るでしょうか?いい香り?
 
このラベンダー・ドリームの香りを嗅いだ時
小さい頃の田園風景や日が暮れるまでレンゲ畑で
草だらけになって遊んで帰って母に良く叱られたことを思い出します
 
今の時代懐かしいものが失われつつあります
 
記憶の扉を開ける物を是非皆さんも探して下さい
 
私は今日小さい頃の自分に合うことが出来ました
 

初冬のガーデン